日付変わって本日(2024年2月24日(土))渋谷のManhattan Recordsで開催されるAKAI Professional POP-UP「MPC COOK UP2」に出展いたします。
※ぎりぎりの告知で大変申し訳ございません。
◎イベント詳細⇒https://mmagg.com/blog/2024/02/9651/
レコード収納のSSSボックスをAKAI MPCのイベントに?と思われるかもしれませんが、今回は、7インチレコード用収納『SSS-50for7'~creators pack~』という新商品を展示させていただきます。
この商品は、「AKAIのMPC」と聞いて多くの方が思い浮かべるであろうある写真からインスピレーションを得て開発しました。
※写真集「BEHIND THE BEAT」より
J.Dillaのこの写真、ロサンゼルスでの『The Shining』制作風景の写真ですね。MPC3000ブラック、NU-MARKのポータブルプレイヤー、(他の角度からはtechnicsのターンテーブルやKORGのElectribe・SXも見えますね)のシンプルな機材構成。そして、厳選されたレコードが魅力的に映っています。
※写真集「BEHIND THE BEAT」より
※写真集「BACK TO THE LAB」より
写真集「BEHIND THE BEAT」や「BACK TO THE LAB」に収められた多くのプロデューサーのスタジオ写真は、心を落ち着かせたり、奮い立たせたりするときによく眺めます。
両書の巻末のJ.Dillaの写真。制作の初期段階でのアイデア収集か、はたまたクライマックスでの最後のピースを選別しているのか・・・MPCの上には幾枚かの7インチレコードが乗っていて、さらに足元にも沢山のレコードが重ねられているのが見えます。
次々とレコードを聴きアイデアを具現化する際に、このようにレコードを重ねて扱うことは、サンプリングオリエンテッドなトラックメイキングを行う方にとっては想像しやすい風景でしょう。
MPCを囲んだトラックメイキングの場面だけでなく、DJ KOCO aka SHIMOKITAさんやShingo Takahashiさん、Tsucchi Raidaさん、TA98さんのように、7インチレコードのクイックミックスでDJプレイをダイナミックに表現する皆さんの動画でも、レコードを重ねて扱うこの光景は当たり前に見ることができるかと思います。
こんなトラックメイカー、DJの様なクリエーターにとって使いやすいカタチとは何か、便利に収納できるだけでなく、もっと機能的に7インチレコードを扱えるカタチはどんなものか、そしてもしJ.Dillaのあの制作部屋にSSSボックスがあったらどのように使ってもらえたのか、そんなことを妄想しながら、「SSS-50for7'」のアクリル天板の形状を変更して考えてみました。
『SSS-50for7'~creators pack~』の天板は従来の約半分のサイズです。従来用途のホコリ避けやテーブルとしてではなく、「取り出したレコードを重ねて置く」ために使っていただきたいです。「SSS-50for7'」から次の候補になるレコードを数枚取り出し、重ねて置くという用途で、クリエーターやDJの方々にお使いいただければと思います。発売は3月1日㈮からを予定しています。
※制作現場でMPCとこんな風に使ってもらいたいものです
本日の「MPC COOK UP2」の会場では、この試作品を展示する予定です。是非会場でご意見をいただけると幸いです。先行予約も承ります。
◎イベント詳細⇒https://mmagg.com/blog/2024/02/9651/