この度の令和6年能登半島地震による被害を受けられた方々に深くお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災された方々や避難所で苦しまれている皆様にとって、音楽を楽しむことはまだまだ少し遠い未来の話かもしれませんが、どうか安心して穏やかに好きな音楽を楽しめる日々が一日でも早く訪れますよう心からお祈り申し上げます。
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【今回の内容】
■はじめに~7インチレコード収納の比較をやってみます~
■比較の基準・項目について
■1: 株式会社サンコープラスチックの「コンテナACE Mサイズ」
■2: 株式会社大創産業 DAISOの「WOODEN BOX 桐ボックス」
■3: DISK UNIONの「RECORD STORAGE BOX(EP)」
■今回のまとめ
・7インチ用レコード収納の新スタンダード=SSS-50for7'発売開始のお知らせ
■はじめに~7インチレコード収納の比較をやってみます~
さて、モノ作りはなかなかうまく進まないことが多いですね。細部にこだわりすぎてしまう私の性格も影響しているかもしれませんし、耐久性能への高い要求や部品の精度など、様々な課題があります。しかし、ここではボヤキはこれくらいに。。。
以前からアナウンスしていた7インチレコード用のSSSボックス=「SSS-50for7'」満足いく出来で製品化を果たすことができました!(2月15日㈭~発売予定です)
こちらのページからご覧いただけます⇒商品ページ
前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、今回と次回では、私が使用したことがある、または現在使用している7インチレコード用の収納アイテムを機能比較してみようと思います。
最後にご紹介させていただく我々の新商品「SSS-50for7'」は、市場で支持されている収納アイテムの良い点を多く取り入れて開発しました。
本記事は、皆さんが今後7インチレコードの収納を検討される際の一つの参考にしていただければ幸いです(その選択肢に「SSS-50for7'」を加えていただけると最高に嬉しいです)。また、7インチレコードでDJや選曲をされる方に定番の「THE NORTH FACE STANDARD」のレコードバッグなど、多くのDJに支持されている素晴らしい商品もありますが、私自身が使用したことがないため、今回の比較からは除外させていただきました。
■比較の基準・項目について
7インチレコード収納の比較基準として、私見ですが以下の8点が重要だと考えました。得点は、私の主観も少し含まれますが、比較的客観的に判断できる項目をピックアップしました。※「かっこいい」「デザインが良い」といった主観的な要素は今回は外しました。「この項目が重要だと思う」というご意見があれば是非お聞かせください。比較を更新していきたいと思います。
(最後に紹介予定の「SSS-50for7'」の得点が出来レースみたいに高くなることも予めご了承くださいね。。)
【比較項目(各5点、合計40点満点)】
➀収納量:レコードが多く入る(150枚以上=5点、~120枚=4点、~100枚=3点、以下20枚ずつ減点)
➁丈夫・頑丈:数年使ってみた感触で評価
➂間仕切りがあり、少量のレコードでも箱の中で倒れない:間仕切りや倒れ防止の配慮の有無で評価
➃綺麗にスタッキング・重ねて使用できる:実際にスタッキングしてみた感触で評価
➄メモ、インデックスなどがあり整理しやすい:整理・ジャンル分けの配慮の有無で評価
➅持ち運びしやすい:把手の有無で評価
➆リーズナブル・値ごろ感がある:素材に対する価格設定で評価
➇ホコリ・ゴミなどへの配慮:フタの有無で評価
※実際の使用感に主観が入る部分もありますが、ご了承ください。
※皆様にとって重要度の低い項目は無視していただければと思います。「そんなに沢山入らなくてもいい」という場合は、収納量の項目を無視してくださいね。
ではいってみましょう。(紹介は順不同です)
■1: 株式会社サンコープラスチックの「コンテナACE Mサイズ」
私も現在、主にレコードの他にCDやカセットテープ、ケーブル類の収納に使用しています。薄手のポリプロピレン製ですが、耐久性に優れ、特に使いやすい把手が魅力です。スタッキングしても把手が邪魔にならないところも良いですね。7インチレコードにぴったりのサイズではありませんが、余裕を持って収納できます。平滑なフタも付いており、ホコリ防止になるうえ、スタッキングも容易です。ただし、プラスチック製なので底が滑りやすく、レコードの数が少ないと中で滑ってしまうのが少しストレスです。また、衝撃を加えると側面が割れることもありますので、重ねすぎや扱いには注意が必要ですかね。前の記事でクボタタケシさんのお部屋に映っていたものはこれかもしれませんね。最初から大本命です。
外寸サイズ=W398mm×D273mm×H246mm
余裕をもって収納可能、フタはバチっと締まる感じ、把手もバッチリです
➀収納量=約120枚程度⇒4点
➁丈夫・頑丈⇒5点
➂レコードが倒れない=間仕切り無し、中で滑りやすい⇒1点
➃スタッキング=平滑なフタが標準⇒5点
➄メモ・整理=ボックス表面に無理やり書けるが⇒3点
➅持ち運び=持ちやすい把手◎⇒5点
➆値ごろ感=プラスチック製で¥2,000程度⇒5点
➇ホコリ避け配慮=フタ付き⇒5点
合計:33点
■2: 株式会社大創産業 DAISOの「WOODEN BOX 桐ボックス」
7インチレコードがちょうど入ると聞いて使用してました。たくさん入るわけではありませんが、レコードプレーヤーの横に置いてよく聞く数枚を収納するには十分です。薄手の木材(8mm程度)ですが、加工や塗装がきちんとされており、素材感があります。底板は更に薄く不安ですが、長年使ってても全然壊れない。。これを500円で提供できるDAISOさんの商品力にはいつも感嘆します。ただ、もともとレコード用の商品ではないため、高さが半端(外寸高さ=175mm)であったり、重ねられなかったり、フタがなかったりしますが、多くの機能を求めない方には十分過ぎる商品でしょう。ただし、DAISOさんに問い合わせたところ現在は廃番商品になっていて店舗在庫のみのようです。ズバリの代替商品もなさそうですので、近隣の店舗で見かけたら確保ですかね。
外寸サイズ=W360mm×D225mm×H175mm
素材感も把手も良い感じです。これ500円って凄すぎますね。。
➀収納量=約100枚⇒4点
➁丈夫・頑丈=側板は薄手(板厚8mm)だが十分⇒5点
➂レコードが倒れない=間仕切り無し⇒1点
➃スタッキング=できない⇒1点
➄メモ・整理=記載する箇所がない⇒1点
➅持ち運び=手がかりの良い把手◎⇒5点
➆値ごろ感=木製で¥500⇒5点
➇ホコリ避け配慮=フタはないが、そもそも高さがないためホコリが溜まりにくい⇒3点
合計:25点
3: DISK UNIONの「RECORD STORAGE BOX(EP)」
「強度」と「見せる収納」のデザイン兼ね備えた、ディスクユニオンの収納シリーズとのことで、多くのコレクターやDJの皆さんに聞いても、このボックスを使用している方がとても多いです。おそらく、海外のレコード屋の倉庫などでよく使われているダンボールのボックスを参考に設計されているのでしょう。把手の大きさ、メモの存在、重厚で平滑なフタなど、細かい配慮がされており、大定番になっているのでしょう。組み立て式なので、レコードを買ったついでに持ち帰ることができるのも魅力です。今回私が定めた「中で倒れない、間仕切りの存在」の評価項目を除けば、ほぼパーフェクトです。値ごろ感も十分です。
外寸サイズ=W330mm×D230mm×H215mm
メモも出来る。厚手のフタや把手もよく考えられているなぁ、、と。
組立前の状態。レコードを買うついでに持って帰れる。勿論組み立てもカンタンです。
➀収納量=約120枚⇒4点
➁丈夫・頑丈=紙ダンボール製ですが、適度に厚い素材⇒4点
➂レコードが倒れない=間仕切り無し⇒1点
➃スタッキング=高さ方向に余白があり、多く重ねても安心⇒5点
➄メモ・整理=メモ書きできる⇒5点
➅持ち運び=手がかりの良い把手◎⇒5点
➆値ごろ感=¥968/個⇒5点
➇ホコリ避け配慮=フタ付き⇒5点
合計:34点
■今回のまとめ
今回はこの3つの商品を比較・紹介しました。使用感、素材感どれも素晴らしいですね。。。ご参考にしていただけたらと。
次回はさらに3つの商品を紹介し、私たちの新商品「SSS-50for7'」についても触れたいと思います。ご興味があれば、次回もぜひご覧ください。